大きさは先ほどの男ほどではないが、まるでたっぷりの蜂蜜にでも漬け込んだかのように、媚薬ローションでてかてかと光る肉棒は、恐怖と恥辱の象徴以外の何物でもない。
「くく、まさか名高い女騎士様のマンコを犯せる日がくるとはな。安心しろ、思い切りヨガらせてやるからなっっ!」
男はそう言うと、迷うことなく腰をグンッッ! と突き上げ、媚薬まみれの淫棒を、ぱっくりと淫靡に割れた陰唇に思い切り突き込んできた。
ドチュオオオッッ! ズニュウゥウウッッ!!
「…………ッッッ!? お、おほぉおおおおおおっっっ!!」
新たな男の勃起肉棒が、膣を深く抉り抜いた瞬間、アイラの背筋がビクンッッ! と大きくエビ反りになり、理性のすべてが真っ白に染まって、恥も誇りも使命も消え失せた、ただただ深い快感だけの世界へと、文字通り強制的に昇天させられる。
ブシュォオオッッ! と今まで以上に派手な潮吹きが、お尻の下に潜り込んだ男にぶちまけられる。これまで必死に我慢してきた、気高い女騎士の野太い牝の声が、ホール全体に響きわたってしまう。
「はははっ、いい声で啼きおるわっ! アイラよ、そのローションは子宮の淫蟲を活性化させる効果もあるのだ。楽しませてもらうぞ、女騎士の淫らな二穴ダンスをなぁ」
仁三がそう笑うと同時、お尻と膣、二か所の秘芯に突き込まれた男根が、息を合わせたかのように、交互に出し入れを繰り返し、淫らな落雷を、アイラの女体に連続で浴びせてくる。
「んっ、ひぃぃいっ! おっ、あふっ……くぁ、ひぅっ! あひゃぁああんんっっ!!」
(な、なにこれぇっっ!? おほっぉおおっ! 媚薬ドビュドビュ子宮で出て……オマンコ熱いっっ! 感じる……二つの穴とチンポで悶えてしまうわっっっ!!)
二穴セックスは文字通り灼熱の媚毒火山が、膣と腸で同時に大噴火を起こしたかのような、かつてアイラが体験したことのない快感だった。
身体の自由が、鍛え上げた意志から完全に離反し、淫蟲と二本の勃起牡棒がもたらす、牝の淫欲に加担する。
二人の男たちが欲望のままに、腰を激しく動かし、肉竿が過敏になりすぎた無数のヒダを擦り上げる。
たったそれだけの原始的な行為で、演技でも義務感でもなく、ただ牝本能の昂るままに、本気で感じ、叫び、無様でエロティックな身悶えを晒してしまう。
「どうだ、ワルキューレ!? 二穴セックスは気持ちいいか!?」
肉棒を膣に挿入されたときの反応を見れば、一目瞭然のはずなのに──感じさせるために媚薬を、あんなにたっぷり使わせたに決まっているのに……っ!
仁三はアイラのプライドを汚すため、あえて下衆な質問を投げかけてくる。周囲のゲストたちも『どうなんだ、早く言えっ!』と揶揄してくる。
(くぅっ、この人たち、人をどこまで貶めれば気が済むの……っ!? あぁっ、でも……っ!)
心の底から悔しい。だがこのオークションは明日も明後日も行われる。そのとき、今日より高く落札してもらうためには、ゲストたちが、他の男たちを蹴落としてでも自らの手で犯し、堕落させるに値する牝であることを見せつけ続けなければならない。
(絶対に牝奴隷なんかになるものですか……っ。お金を、持って帰らなくちゃ……ぁっ)
あまりの気持ちよさにフルフルと小刻みに痙攣する唇を開け、アイラは絶対に認めたくなかった、自らの牝の本心を赤裸々に告白する。
|