「あんん! あっあっあっ」
声を出してはいけない。こんなことで感じてはならない──理性ではそれを理解している。
だというのに抑えることができない。
(駄目……声……出しちゃ駄目ぇえ……)
相手は恋人ではなく、倒さなければならない敵だ。そんな相手に無理矢理身体を弄り回され、声を漏らす──そのようなことあってはならないのに……。
「んふううう……くっふ……んふううう」
必死に口唇を引き締める。
だが、そのような努力を嘲笑うかのように、怪人はより愛撫を激しいものへと変えてくる。
クロッチの上から膣に挿入しようとでもするように触手を押しつけてくる。まるで母乳を搾り取ろうとでもするかのように胸を締めつけてくる。
「それはっ! あっあっ──あんんんっ」
愛撫の激しさに比例するように、快感も膨れ上がっていくのを感じた。
甘い声が漏れ出てしまう。触手の蠢きに合わせて愛液を漏らしてしまう。
「そろそろだな」
そのような反応に、怪人がにたりと笑った。
「そろそろ? な……何を?」
「すぐに分かるさ」
「まさか……駄目! 駄目ぇええっ!!」
本能的に怪人が何をしようとしているの理解し、エクスティアは悲鳴を上げる。
しかし、そうして悲痛な声を上げたところで怪人が聞き入れてくれることなどあり得ない。
容赦なく強化スーツのクロッチ部分を横にずらしてきたかと思うと──
ずじゅ……ぐじゅっ! どじゅううっ!
「あっあっ! んひっ!! くっひぃいい!」
容赦なく肉壺に触手を挿入してきた。
「は……いって……あああ! 挿入って……くる……。いやっ! こんな……こんなのいやっ! 抜いて! お願い……お願いだから……抜いてぇえ!!」
創真の前で創真以外のものに犯される──あってはならない事態だった。
下腹部に広がる異物感にビクビクと肢体が震える。肉体に穴を開けられていくような感覚に、抜いてくれと必死に訴えた。
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