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淫妖蟲 凶 〜凌蝕病棟退魔録〜
姦禁蟲嬲り 後編

小説:斐芝嘉和  挿絵:汰尾乃きのこ  原作:TinkerBell
 

(ふ、ふたりを……助けなきゃ……私が、ふたりを……なのに、なのに……うッ!? あ、あああっ!)
 焦る深琴の膣穴が、冷たくプリプリとした感触にこじ開けられた。透明なイボを生やした蟲型の妖魔が二匹、好物である愛液の源を求めて潜り込もうとしているのだ。
 ゼリーのような三角錐の肉イボは硬質ゴムのように硬く、しかも器用に細かく蠢いて、羞じらい窄む膣穴の縁を引っ掛け、押し上げ、無理矢理頭をねじ込んでいく。伸縮する腹に生えた何本もの擬肢も、繊細な粘膜を小刻みに掻きまくり、
「ぁあ、うぅ……う、ンぅぅう……ッ!」
 喉の奥から溢れ出す恥ずかしい声が、快感の細波に揺れる。眉根を寄せて瞼を閉じ、わななく唇を懸命に噛んでも、
「へへへ……見ろ! 乳首がピンピンだ!」
「蟲にオマンコくちゅくちゅされて、気持ちよくなっちゃったのかなあ?」
 男たちに抑えられた身体のあちこちに淫らな反応が現れ、卑猥な言葉を浴びせられてしまう。
(なんていやらしい、蟲……ッ! うっ!? く……ぁあっ!? そ、そこは……ン……ぅう……ッ!?)
 必死に無視しようとしていた肉悦が、いきなり何十倍にも膨れ上がった。伸縮しながら這い込んで来る妖蟲の、木の芽のような脚や弾力のある肉棘が、クリトリスの裏側に広がる快感局点、いわゆるGスポットを刺激し始めたのだ。
「ふぁ……ッ!? く……うぅうっ!?」
 蜘蛛の糸と男たちの手によって自由を奪われた深琴の身体が、背を駆け抜ける肉悦に震え、瑞々しい柔肌がパァッと桜色に染まる。慌てて噛んだ唇から艶めかしい吐息が漏れ、剥き出しの乳房が火照り、乳首やクリトリスが痛いほどに痼り勃つ。
 二匹連なった巨大な芋蟲は、透明な肉棘をしきりに揺らしながらさらに奧へ、奧へ、奧へ──。
「あ、あ……うぅうっ!? ま、まだ、入るの……ど、どこまで、入って……来るのぉおっ!?」
 細かな溝という溝にねっとりとした淫蜜を溜めた膣粘膜が蟲の小さな脚に耕され、淫悦の種を次々と産みつけられている。先端から後端までびっしり生えた透明な肉イボが密生した膣襞の間に潜り込み、身体を伸縮させて這い進むたびに滲む愛液をぬちゅくちゅぬちゅくちゅ掻き回してくる。
(お、お腹が……あ、アソコが……ああ、ああ、あああ……む、蟲なのに、妖魔なのに……ダメ、コレ……変な声が、漏れちゃ……うぅうっ!)

 
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