(脱出……なんとかここから脱出しないと……)
絡みつく触手から逃れようともがく。
「くく……くひひひっ……」
そんなエクスティアを怪人が笑う。
「俺は……前から女の身体をそっくり模したリアル肉人形を作ろうと思っていた……。その為に、女の身体のすべてを知ろうと思っていた。その欲望……お前の身体で果たさせても……もらうぞぉ……」
言葉と共に触手をくねらせてくる。
「そ……そんなこと……させない! 絶対に!」
創真の姿が脳裏をよぎる。怪人の好きになどされるわけにはいかない。
だからなんとか触手を引き千切ろうとするのだが、そんなエクスティアを嘲笑うかの様に、先端部に針の様なものを生やした触手が乳房に向かって近づいてきた。
「はっふ……んふううっ!」
スーツの上から、ジュズブッと乳首に刺さる。
「母乳がどんな風に出るのか……それをまずは見せてもらうぞ」
そう語ると共に──
「あああ……なに? あああ……中に……胸に……何かが流れ……込んでくるぅううう!」
ズニュウウッと針から乳首の中に、なにやら温かいものが流されてくるのを感じた。同時にスーツが溶けていく。エネルギーの結晶体であるはずの強化スーツがドロドロになり、プルンッとした乳房を剥き出しにされてしまった。
「な……何を……何をしたの!?」
「すぐに分かるさ……くくく……」
針を引き抜きつつ、怪人が笑う。
「はっ! はうううっ! なに……これ……来る……何か……。何かが……くっる……! 駄目……胸が……胸が熱い……。だ……め……駄目ぇ!」
胸の中から熱いものが乳頭に向かってこみ上げてくるのを感じた。
「出る! 出るぅうう!」
瞬間、乳頭が開く様な感覚と共に──
「ふっひ! んひぃいいいっ!!」
多量の母乳がドビュバアアッと溢れ出した。
「あああ……な……にこれ? あああ……き……気持ち……んっひ! 気持ち……い……い……」
全身から力が抜けそうになる程の愉悦を覚えてしまう。ビクビクとエクスティアは肢体を震わせた。
「これだけで終わりじゃないぞ」
そんな姿をニタニタしながら見つめつつ、怪人は乳房に触手を絡めてきた。もちろんただ絡めるだけでは終わらない。ギュッギュッと搾り上げてくる。
「駄目! で……出る! これ……出ちゃう! あっあっ……あんんん!!」
対抗する術などない。ギュッギュッという触手の締めつけを受けるたび、エクスティアは全身が蕩けそうになる程の感覚に身悶えながら、ビュルビュルと母乳を噴出させることになってしまった。
「あっふ……はぁあああ……」
胸回りを母乳で濡らしながら、ヒクヒク身体を震わせつつ、熱い吐息を漏らす。
「凄くいい匂いのする母乳だな……。これ……お前自身にも味わわせてやろう」
「わ……たしにも味わわせる? 何を……貴方……何を言って?」
「すぐに分かる」
ニタッと笑った怪人の身体から、双頭の蛇の様な形をした触手が分離した。それがぐねぐねうねりながらエクスティアの勃起してしまっている両乳首に容赦なく吸い付いてきた。
それと共に触手の形が変化する。まるでお椀の様に広がり、乳房全体を包み込んできた。牛の乳を搾る搾乳機の様な形に……。ご丁寧に色も透明となり、胸の様子が傍からでも見える様にまでされてしまった。 |