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潜入アイドルなつめ 恥辱のストリップ公演
小説:花房ェ 挿絵:おのでら
 

 なつめは膝立ちになると、ゆっくり腰をくねらせ始めた。観客が期待に目を輝かせると、なつめは妖しげな表情を浮かべ、黒いパンティーに手をかける。そしてゆっくりと引き下ろしていくと、黒々としたものが一瞬だけ姿を現した。というのも、すぐにパンティーを穿き戻してしまったのだ。
「これ以上焦らされたらたまらんで。お願いやからお毛毛を見せて〜な」
 そんな声に応えて、再びパンティーに手をかける。引き下ろされていくと、観客の期待が一気に高まり、しかしぎりぎりのところで再び戻してしまう。
「そんな殺生な。ほんまに頼んまっせ」
 いつの間にか、なつめは観客と一体になってエロティックな舞台を作り上げていた。数回繰り返されて、ようやく太ももまでパンティーが引き下ろされる。真っ白なお腹の下に、ちぢれの少ない黒々とした陰毛の集まりが曝された。
「耽美やで〜。こんな綺麗な顔したお嬢ちゃんが、しっかりとエロエロなマン毛生やして。一本でも貰えんもんか」
(はうっ……ぁぁああ♥ 本当に全部脱いでしまったわ。恥ずかしい……けど。くぅぅっ…ああ♥ 私、淫らになってきちゃう、どうして? ああん)
 後ろ手をついて座り、パンティーをさらに引き下ろす。なつめは妖しい微笑を浮かべ、片方の脚だけ引き抜く。そしてパンティーを足首に引っ掛けたまま、見せつけるように脚を上に伸ばした。これはなつめのアドリブだった。
「譲ってくれ〜。一生大事にするから頼むよ〜。お金出してもいいからさ」
 宙吊りのパンティーに、最前列の客が手を伸ばした。なつめは無意識に、そちらに脚を伸ばしていた。それを了承ととった観客は、パンティーを掴んで抜き取っていった。
(あぁん……、あん。もう……、ダメ。私……スケベになっちゃうぅぅ……)
 身体に触れられないもどかしさは、いつまでも焦らされることによって、なつめを大胆にさせた。今度は心の昂ぶりが、身体にまで波及し始めていた。
 先程と同様に、後ろ手をついた状態で脚を回す。時折訪れる開脚で、秘部は露に曝された。その際、向けられる視線に、下腹部が甘く疼き続けた。
(イッ、イイ……。見られてるのにっ、き、気持ち……いい……)
 息が荒くなり、なつめは身体を波打たせて呼吸している。後ろで流れていた曲が終わるが、なつめは踊りを止められない。快感の頂上が見えているのだ。そこにどうしても到達したくて、理性は完全に崩壊していた。
(も、もう誤魔化せない。気持ちいいの。だから私をもっと、もっともっと気持ち良くさせてぇー)
 なつめは脚をMの字に開いて、完全に秘部を露出した。
(見てぇー。淫らな私を見て。見て、見て、スケベな私を見て見て見てぇー♥)
 自分の意思で曝けだした。そこへ集中する男たちの視線に、なつめの脳内でパルスが弾ける。
(はぁぁぁぁあああああああ♥♥♥)
 何度も何度も閃光が走り、頭の中は真っ白になった。失神するように横になっても、甘美な電流が流れ続け、身体をいつまで痙攣させていた。

 
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