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淫縛の檻 退魔師涼河
小説:壱状什 挿絵:しまちよ
 

「さあ、処女の卒業だよ」
「あ、や、やめ……」
 ずぶぶ、ぶぢっ、ぐちゅぅっ!
 牡の醜い肉塊が涼河の体に押し入ってくる。処女の証が破られる痛みが全身に走り──快感が爆発した。
「んぎっ、ひぃ……んむぅぅっ!」
 逞しい胸板に頭を押しつけられ、悲鳴は隠蔽される。誰かに気付かれるかもしれない、そんな危機感すら一瞬頭から消えてしまうほど、膣肉を掻き分け突き上げる刺激は強烈だった。
(おチンポ来たきた♪ 処女喪失の痛みも快感にしてあげたわよぉ♪)
「んひゅっ、くふぅぅっ!」
 淫魔の軽口に答える余裕もない。全身の細胞が沸騰して、神経が震える。
「熱く潤っているのに、締め付けがキツい……素晴らしいよ、水森さん」
 ぐじゅじゅじゅ……っ! 押しのけた破瓜の血をプールに溶かし、亀頭が突き当たりの子宮口にハマり込む。
 うっとりとした日出山の賛辞に耳をくすぐられ、ゾクゾクとしたものが背筋を駆け抜ける。
「全部入ったよ、分かるかい?」
 悔し涙が滲むのに、状況を自覚するたびに牝器官が反応して、ペニスを奥へと誘うように粘膜を蠢動させる。大事なところを男の形に変えられて、順応させられる。それなのに。
(初めてを奪われて、みんなが周りにいるのに犯されて汚されて……っ!)
「なのに、何で気持ちいいのっ?」
 無意識に漏れた声に、教師が囁く。
「君がとびきりHな女の子だからさ……ああ、我慢できない。動くよ」
「ふぁ、抜かれて、擦れる……!」
 肉棒が引き抜かれ、カリの段差が膣襞一枚一枚をめくって蜜を掻きだす。空虚感が、強く体中を飢えさせた。結合を解かれることは歓迎すべきなのに、女体は切なく剛直を求めてしまう。
「抜くの、ダメ、です……っ」
(どうしてっ? 言ってはいけないのに、私、欲しがってる……っ?)

 
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