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軍属麗奴ツバキ 淫れ散る三戦華
小説:高岡智空 挿絵:からすま弐式
 

「おら、どうせイカされちまうんだ。ちったぁ素直になれよ、ツバキぃ……お仲間みてぇになぁ?」
 そんな男の言葉に、眉根がピクリと顰められる。そう、ツバキがこれほどの屈辱を受けても、命じられた絶頂セリフを叫び、痴態を晒しているのは、同じく囚われている仲間たちへの加害を、少しでも減らさねばという思いからだった。だが──。
「くらひゃいぃぃ……リリィの、エロ舌マンコにぃ……あつぅい、おひんぽみぅくぅ……んぁぁ……」
「んっはぁぁぁ……あぁっ、いいですわぁ……わたくしの乳首チンポぉっ、シコシコしてぇぇっ!」
 その仲間たちは拘束具を外され、調教部屋内であれば動き回っても構わない、仮初めの自由を得られていた。それは長きに渡る調教で、ついに鋼のような精神が萎え折れたのか、牡棒を揺らす男たちへ、遍く媚態を披露するようになったからだ。
「ほぉれ、見ろ……あれを見習えば、お前にもたっぷりくれてやるぜぇ……俺らのチンポをなぁ」
(ふぐっっ……誰が、そんなっ……貴様らの、けっ……んぅっ、ふっ……汚らわしい、ものをっ……)
 熱くて硬く、それでいて猛々しい臭棒を想像すると刻まれた淫紋が尻谷間でカァッと熱く疼き、それによって貫かれる感覚を全身にリフレインさせた。肉体が弾け、脳天が痺れるような快感の波を想起させられ、思わず生唾が溢れてしまう。
(っっ……いら、ないっ……いるわけがない、そんなものっ……負ける、ものかぁっ……)
 慌ててブンブンと頭を振り、ツバキの理性はそれを拒絶する。けれど仲間である二人は、その汚らわしい牡棒を欲して叫んでいた。自由を得ても反撃や抵抗などせず、男たちに快楽をねだり、甘え、積極的に奉仕してさえいる。そうして時折、ツバキを見ては冷たい表情を浮かべ、二人で顔を見合わせて嘲笑し、男たちに口を広げてみせていた。
「ここぉ……くらひゃい、おくすぃぃ……」
「んべぇぇぇえ……いっはい、ほほいれぇ……」
「あぁ、いいぜぇ……素直な奴隷ちゃんたちには、ご褒美やらねぇとなぁ?」
 言いながら男が取りだしたのは、少量を原液で注射する媚薬を薄めた、ドリンクタイプの媚薬、その試作品だった。二人が囚われの間に、幾度となく味わわされた忌まわしい薬品のはずだが、彼女らはもはや、その快楽の虜となってしまったのか。瓶を目にするや瞳を細め、頬を綻ばせて喜悦を浮かべる。
(よ、せっ……やめろ、二人とも……それは、だめだっ……だめなんだ、お願いだからっ──)

 
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