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退魔剣士 遥
処女肌に刻まれた呪術式

小説:天戸祐輝 挿絵:アルデヒド
 

「やめ、やめてくださいッ……、あうッ、はぁはぁ……そんなこと……」
 肌のいたるところにペンが這わされ、乳首を膣孔に見立てるようにオマンコのマーク。そして人狼の雌であることを確定する文字が、顔や身体中に次々と書き込まれていく。
 おしりや膣孔周辺には肉便器や種付け中んどの辱め文字が書かれ、膣内射精とは別の恥ずかしさ、そして悔しさが込み上げてくる。次々に淫らな文字が書かれていく。
「楽しいですな、この雌犬」
「この雌孔に何度出されたのかですかな、精液がこんなに溢れてますぞ」
 顔を左右に振って涙を流す。
 男たちは書きながら興奮し、胸を揉んで乳首を抓り上げ、肉幹に捲り返されている膣孔にまで触れてきた。
 中には我慢できずにペニスを扱き、精液を肢体にかけてくる男までいる。
「うあッ、はうッ、どうしてこんな酷い……あうッ、はうッ、なにがッ!?」
 かけられた精液の気持ち悪さに顔を顰めた瞬間だった。
 他人の精の匂いで女を奪われると思った人狼が激しく肢体を突き上げ、ビクビクと脈動するペニスの切っ先を子宮口にはめ込んできた。
 聖域の入り口からは電流にも似た痺れが走り、全身が悦流に飲まれて意識が飛ばされていく。
「んぁうッ! なにこれ、奥に、奥に刺さって……あッ、あッ、ああッ!」
「グルルッ、ギュオオオオオオンッ!」
 プリュルルッ! プリュルルルルルルルルッ!
「ふぅあッ! あふッ、これって……違う、今までのと……これだめですッ、これはイヤッ、イヤぁあァあアアあぁああぁああ────────ッ!」
 子宮口に突き刺さった切っ先から噴き出した塊のような精液の感触に、遥は上半身を仰け反らせて絶叫した。
 この精液は確実に仔を孕むと直感で分かる粘液。
 しかし、そんな魔精液を注がれる悲しみとは無関係に、肢体は初めて受けた濃厚な雄液の灼熱感と粘液の感触に喜び、痙攣を繰り返している。
 雌にされた膣孔は瘤によって栓をされているにもかかわらず捲れ返り、注ぎ込まれた雄液と愛液の混合液がコプコプと溢れていく。
「あくッ、くぅッ、はふはぁ、くぅんんんんンン──────ッ! ッ!」
 絶頂が治まらない。
 切っ先をはめ込まれた子宮口から灼熱粘液が注がれる度に全身が痙攣し、強烈な悦痺れが頭の中を貫いてくる。
 子宮は大量に注がれた精液で満杯にされ、滑らかなお腹が妊婦のように膨らんでしまった。

 
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