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紅の盗賊姫レイア
小説:筑摩十幸 挿絵:助三郎
 

「ウフウフ、はしたないわねぇ。さあ自己紹介を続けなさい、お次はドワーフちゃん」
「うあぅん……はい、エリザベートさま……私はシャンティっていうノダ。お口をフェラチオ専用に改造してもらって、今ではお食事しなくても、精液だけで大丈夫になったノダ。でもそれだけじゃ満足できなくて身体中に、いっぱいタトゥとピアスをしてもらったノダ。あああん、どうですか、とっても綺麗なノダァ……アアァン」
 Aカップのまま、乳首と乳輪だけが肥大化したアンバランスな乳房を取り囲むように赤いハートが、下腹にも女性器を思わせる卑猥な紋様が彫られている。さらに手首や足首をグルリと囲む鎖は奴隷状態を表し、柔らかな頬に彫られた男性器など、まるで娼婦のようだ。
「これからはドワーフ専用のおしゃぶりクラブで働くことにしたので、皆様よろしくなノダ」
 両手を広げてクルリとターン。
 幼児体型を彩る淫猥な絵柄はなんとも背徳的で、絹肌の雪白さを台無しにしている。
 それだけに留まらず乳首やお臍、耳や舌やラビアにまで金のピアスがいくつも輝き、彼女の変態的な性欲の強さをアピールしているようだった。
「あんなちっちゃいくせにド派手なタトゥとピアスとは……」
「可愛い顔してビッチとは……女は魔物だな」
 ギャップの大きさに観衆は驚き、呆れ、そして異様な昂奮に襲われている。
(うう……マリー、シャンティ……)
 二人を救えなかった自責の念がレイアの胸を焦がすが、押し寄せる被虐の快楽でそんな余裕も次第に失われていく。
「いいわよぉ。それでは最後はリーダーのレイアちゃんよ」
「はあ、はあっ……わ、私……レイアはクリトリスがとても敏感で毎日毎日……マ、マンズリしてましたの……その性癖を活かした、フタナリマゾ娼婦になりたくて……ああ……クリトリスを……オ、オチンチンみたいに改造してもらいましたのよ……ああぁんっ……見てぇ、オチンチンにピアスしたり、真珠を入れたりしましたの。とっても立派でしょう? ああぁん」
 見せつけるように腰を突き出し、ブルルンッと肉竿を一振りするレイア。まるで金棒を振り回したように、濃密な淫気が観衆の方へむわっと押し寄せる。
 巨根クリトリスにはいくつもの真珠が埋め込まれて凶暴な突起となって突き出し、さらに尿道に沿っていくつもピアスが施されていた。
「でけえ……す、すげえチンポだな」
「俺より立派じゃねえかよ」
 自分たちを遙かに上回るレイアの疑似男根を見て、男たちは思わず息を呑んだ。
「あぁ……あああ……そんなに見られたらぁ……ああむ、オチンチン見られてぇ……手が……と、とまんない……はひっ……ぃ、いい……っ」
 好奇の視線が亀頭粘膜に突き刺さるのを感じ取り、レイアの中で露出の快感が湧き起こる。自分で自分を抑えられないほど昂奮し、火がつくような勢いで肉棒を扱き上げた。
「あっ、はああぁっ、いや……ああぁおぉぉぉっ! イ、イ、イイッ……チンポ……見ないで……ああ……あぁんっ」
 どんなに恥ずかしくて惨めでも、洗脳に支配された身体は言うことを聞いてくれない。腰まで前後に振り立てて、おぞましい牡快楽を貪ってしまう。
「女のくせにセンズリしてやがるぜ」
「と、とんでもない変態女ね、穢らわしいわ」
 どんどん盛り上がり、獣じみた声まで漏らし始めるレイアを見て、さすがに観衆からも罵声が聞こえ始めた。
「だめ……だめぇ……っ! も、もう……私ぃ」
(ああ……見られてる……恥ずかしいフタナリチンポ奴隷になった私を……)
 ゾクゾクゾクッ!
 そんな嘲りにすらマゾの炎が燃え上がり、レイアは取り憑かれたように肉棒を両手で擦り上げてしまう。真珠とピアスを纏った異形クリペニが、尿道を膨らませてビクンビクンと痙攣する。
「ウフフ、もう射精しちゃいそうじゃない。完全なフタナリの露出マゾ奴隷になるまであと一歩かしらねぇ。でもまだイカせてあげないわ」
 エリザベートが指示を出すと、衛士がレイアに近づき、疑似陰茎にヒトデのような生き物をまとわりつかせた。それはマリーやシャンティを堕落させた拷問淫蟲だ。
「あひゃんっ!? な、なんですの……? うぁぁン……入ってくるぅ……ンあああぁっ!?」
 淫蟲はフジツボのような頭をレイアの鈴口にねじ込み、さらに四本の腕をX字に伸ばして亀頭部にしがみつくと、コルクのような強固な栓となって射精を封じてしまう。
「ンああっ……こんな……だ、出せないぃ……っ」
 急に欲情をせき止められ、動揺するレイア。しかし淫蟲の効果はそれだけではない。尿道内に侵入した蟲の筒状頭部の表面には細かな柔毛が生えており、それが内側で細かく振動し、敏感粘膜をくすぐるように責めてくるではないか。
 ブィイン……チュプッ……ジュプッ……ブイィィン……ズズズゥゥッ!
「はひぃぃっ……う、うごいてますわぁ……な、中でぇ……ンひぃぃっ!!」
 しかも柔毛からは強力な催淫媚毒が染み出して、射精本能をダイレクトに刺激する。たちまち肉棒はビキビキと血管を浮き上がらせ、亀頭も真っ赤に膨れ上がる。
「んあああぉぉっ……すごいぃ……すごいのにぃ……だ、出せない……出せませんのぉ……ンぉぉっ!」

 
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