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紅の盗賊姫レイア
小説:筑摩十幸 挿絵:助三郎
 

「もっともっとアピールしないと、関係ない変態男に競り落とされちゃうわよ」
 媚毒鞭でお尻をさわさわと撫でるエリザベート。
「あ、あうっ……わ、わかりましたわ……うぅん」
 毒師としてのエリザベートの恐ろしさを骨身に染みてわからされているレイアは、眉根をきゅっと寄せて渋々頷いた。
「はあっ……はあっ……わ、私が本気で奴隷志願している証を……ああぁ……お見せしますわ」
(今だけの……我慢ですわ……)
 股間を隠していた極小ショーツの両側の紐に指を引っかけてゆっくりと結び目を解きにかかる。
 悪徳将軍たちにはすでに見られていたが、これだけ大勢の前だと、恥ずかしさもまた別次元だった。王家の女として、いやそれ以前に年頃の少女として、あまりも過酷な羞恥地獄。ドクンドクンと心臓が高鳴り、色白の背中にじっとり汗が噴き出す。
「どうしたのかしらぁ? 手が止まってるわよぉ」
 ピシィッと一際鋭い鞭が柔らかな尻肉を撃った。
「ひぃあぁっ……鞭は……あひゃんっ!」
 ビクンッと全身が震えた瞬間、ショーツの紐がほどけ、下着ははらりと床に落ちてしまう。
 オオオッとどよめきが起こり、会場のすべての視線がレイアの聖域に集中した。
(あ、ああ……は、はずかしい……こんな姿を見られるなんて……)
 そこには本来あるべき若草はなく、まったく無毛の肉土手と、深く縦に走るスリットが露わになっている。あの後も延々と拷問刷毛水車にかけられた結果、陰毛は永久脱毛されてしまい、童女のようにツルツルにされてしまったのだ。
 ワレメをこじ開けるようにして肥大化された肉芽がツンと尖り立っており、さらに濃い桃色の花びらまでもがいやらしくはみ出している。
 薬物改造を施されたクリトリスは小指の第二関節から上ほどの大きさがあり、男たちの目を嫌でも惹きつける。クリトリスにはバネ式のリングが嵌められて、さらに鈴までもがぶら下がっている。純金の鈴は見た目の美麗さとは裏腹にかなりの重量があり、淫核を強く引っ張ってレイアを苦しめていた。
「ツルツルのワレメちゃんとは……パイパンだったのか。それとも自分で剃ったのかな」
「それよりあのクリちゃんを見ろよ。マンコからはみ出て、とても敏感そうじゃねえか」
「ビラビラもエロい感じにはみ出しているぜ。さすが奴隷志願するだけのことはあるな」
(ああ……見ないで……こんな恥ずかしい身体を……見ないでッ!)
 浴びせられる罵声が燃料となって、羞恥の炎を燃え上がらせる。異性に裸を見られるなど初めての体験であり、しかも性器は永久脱毛されいやらしく改造されてしまっている。あまりの恥辱に血液が沸騰し全身の毛穴から噴き出しそうだった。
「皆さん、クリちゃんに興味津々みたいよぉ。がに股に脚を開いて、オマンコも拡げて、もっとよく見てもらいなさぁい」
 鞭の先端がヒュッとしなり、軽く鈴を揺らした。
 チリ────────────ンッ!
「はひぃぃっ!」
 澄んだ音色と同時に鋭利な快楽が突き刺さり、レイアはたまらず悲鳴を放つ。肥大化させられただけでなく、感度も数十倍に上げられており、わずかな刺激でも意識が吹き飛びそうになる。
「はあはあ、うう……や、やればいいんでしょ」
 震える両手指をクレヴァスに添えて左右に押し広げていく。ピチッと音がして花びらが開き、スウッと流れ込んでくる外気の冷たさに、いかに媚粘膜が熱く火照っているかを思い知らされる。
「そんなんじゃ見えねえぞ」
「もっと腰を突き出さねえかっ!」
 情け容赦ないヤジが飛び、仮面の美貌は怒りと羞恥で真っ赤に灼けていく。だが宝玉を手に入れるためには、これを乗り越えるしかない。
(うう……この変態ども……調子に乗って……も、もう、こうなったら好きなだけ見ればいいですわっ)
 崖から飛び降りる心境で我が身を開帳し、グイッと腰も前に突き出した。
「ウォォッ! や、やっぱりでかいっ!」
「あんなでかいクリトリスは見たことがねえぞ」
 完全に露わになった肥大化淫核を見て驚嘆の声を上げる男たち。それを取り囲むラビアも大きく肥厚しており、色も鮮やかすぎるほどの紅鮭色だ。
(あそこ……み、見られてる……ジェフティ様にも見せたことないのに……っ)
 あまりの羞恥にカアッと身体の芯が灼け、足元もおぼつかなくなる。だが野獣のような男たちは容赦なく淫欲漲る眼で視姦を続け卑猥に改造された性器に魅せられている。
「エロいオマンコだな。本当に処女かよ」
「こりゃあ、予想以上のドスケベ娘だぜ」
 男たちのテンションが上がるにつれて、オークションの値段もどんどん上がり始める。
「ほほう、真っ赤なビラビラに極太クリとは、まるで椿の花みたいで綺麗アルネ。フフフ」
 静観していた奴隷商人シンチェンも、身を乗り出すようにして入札に参加してきた。冷酷な切れ長の眼差しにも、徐々に欲情の色が浮かんでくる。
「はあっ……はあっ……ああぁ……そんなに……み、見られたらぁ……はぁぁうンっ」
(ああ、もう恥ずかしくて死んじゃうっ)


 
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