|
「ゃあ……ぃひぁっ! そ、そこ、ダメぇっ!」
執拗に尻をもみ立てる触手椅子より新たに伸びた、鉤型の触手が計六本。ちょうど半数に分かれて穴開きショーツの前面に張りつき、もうひとつの肉の穴、膣口を割り開こうと策動し始める。
ぢゅぐ! にゅぢゅぐぷ! づぽっづぽぽっ!
「ひぁ! あぁ、いひぁ! あぐぅ、うぅっ……ヅポヅポ、するなっ、あっあァァッ!」
下着越しであることなどお構いなしに、浅めながらヅポヅポ。膣の唇へと頭を押しつけては振動と、ネットリと湿った熱気とを伝達してくる。這いずる異形の媚薬体液がたっぷり、湿って使い物にならなくなった下着を通して塗りたくられるそのたび。
まるで巨大な舌になめしゃぶられているような錯覚に陥りながら、信じられぬほど甘く甲高い嬌声が己の唇から漏れ出ていった。
ぎゅぼっぎょぶぷぶっ!
同時に尻穴を責める肉ペニスもピストンの間隔を速めて、胴ごとぶつかる勢いで激しくのたうちだす。
(あっ、頭の中しびれっ、て……何も考えられなっ……あっあぁいィィッ……)
喜悦の涙で潤む瞳が、瞬間移動するメルコールの姿をぼんやり捉えていた。
「──仕上げだ、真白」
いまだ白濁を漏らし続ける自慰中毒の少女を抱えて、数秒後には触手椅子の前方数十センチの間近にまで男が戻ってくる。
「ひゃひッ、まらっ、せぇし出るうううぅぅぅ!」
ふやけた、涙とよだれ混じりの顔で真白が喘ぐ。
──ぶびょるぅっ!
「んぷっ!? やああっ……」
真白の剥き出しの肉棒が吐き出した白濁が、速射砲のごとき勢いでこちらの顔にまで飛散した。鼻梁に張りつき目尻や頬を伝い落ちながら、強烈な生臭さと粘り気とをすり込んでくる。それはまさしく濃縮された牡の欲望そのものであるように思われた。 |
|
|