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淫妖魔ヴェレーナ
「私を慰みものにするくらいなら今すぐ殺せ!」

小説:蒼井村正 挿絵:星名めいと

 

 絶頂を告げる男の叫びが石牢内に響くと、周囲の空気が緊張感に包まれた。
 精気吸引の魔力を封じられているという触れ込みではあるが、精液を与えることでその効力が失われでもしたら、この場にいる全員の命が危ないのだ。
 びくびくびくぶびゅるうぅぅぅぅぅ〜ッ!? びゅるるるるっ、ずびゅるるるるっ、びゅるびゅるびゅるびゅちゅるるるるる〜ッ!?
 周囲の不安をよそに、男のペニスは激しく脈動し、大量のザーメンを女淫魔の膣奥に噴き上げた。
「はあぁぁぁぁんンンッ!? 出てるっ! もっとぉ、もっと出しなさいッ! 精気ッ! チンポ汁うぅぅぅぅぅ〜ンンッ!?」
 熱い濁汁が、一か月ぶりに膣奥に渦巻く感触に陶酔の声を上げたヴェレーナは、さらに激しく、淫靡に尻をくねらせて、射精中のペニスを吸い搾る。
「くぉぉぉ! また、出るッ、ほうォオォォォォォォ〜!」
 オオカミの遠吠えのような声を上げた男は、立て続けの射精に追い込まれた。
 数分間、挿入状態を維持していた女淫魔は、やがて、無念そうな表情を浮かべて男を睨みつけた。
「なぜ? なぜお前は生きてるの!? 精気を全部吸うつもりだったのに!」
「精子なら、全部吸い取られちまったみたいだぜ。悪いな、今日は打ち止めだ」
 憤然としている女淫魔を下から見上げ、男はニヤリ、と勝ち誇った笑みを浮かべる。
「ほほぉ、封印は、機能しているようですな」
 ちゃっかり鉄格子の向こうに避難していた商人が、感嘆の声を上げた。
(足りない! 全然足りないわ! あぁぁ、半端な量の精気を吸ったせいで、余計に飢えが強まって……クウウッ!)
「おい、オマンコ代わってくれよ、オレも死ぬほど気持ちいい中出ししてみてぇ!」
「ああ、いいぜ、そら、新しいチンポと交代だぜ!」
 ヴェレーナの身体をグイッ! と押しのけた男と交代で、別のペニスが、背後からズブリと膣口を抉った。
「あふうぅぅんッ!」
 悔しげに美貌を歪めながらも、飢えたヴァギナに熱い肉柱をねじ込まれると、鼻にかかった甘い声が漏れてしまう。
「精気を吸い取られないなら、お前なんか、ただの角が生えただけの淫乱女だ! 容赦なく犯しまくってやるからな!」
 ヴェレーナの尻から伸びた尻尾を手綱代わりに掴んだ男は、背後から猛然と腰を使い始めた。
 バチュバチュバチュバチュバチュンッ!?
 男の力任せのピストンを受け止めた尻肉が激しく波打ち、膣内から掻き出された中出しザーメンが飛沫となって飛び散るほどの激しさだ。
「くぁぁうんっ! 尻尾おぉぉッ!? 掴むんじゃないッ! くうぅんっ! んぐむうぅぅんッ!」
「うるせえよ! 淫乱角女! オレのチンポで息の根を止めてやるぜ!」
 抗議の声を上げるヴェレーナの口に、いきり勃ったペニスが突っ込まれて声を封じられ、頭から伸びた角を掴んで固定されて、喉奥まで犯される。
「ゴフッ! ゲフッ! んぐむふうぅぅぅ〜んンンッ!?」
 怒りと欲情に猛ったペニスを、前後から突き込まれた女淫魔は、苦しげにえづいてしまいながらも、無意識のうちに技巧を駆使して射精を求めてしまう。
「そら! お手々が留守になってるぜ!」
「胸も使っていいんだよな?」
「ワシは、この羽を汚してやる!」

 
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