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女刑事さん 異次元テレビへようこそ
小説:羽沢向一 挿絵:らら8

 

 スライムの水面が再び波打って、二本目の柱がそそり立ち、茉奈の尻の谷間に向けて伸びてくる。
 茉奈の不安通りに、肛門にスライム柱の先端が押しつけられた。
「はううっ!」
 肛門を舐められる。椅子の触手が舌と化して女性器を舐めたように、スライムも舌に変じて肛門を舐めてくる。
「あひっ、あいいいい!」
 ニチュッ! レルロロ! ネッチャルルルルウ! チャプルルルッッ!
 触手の舌とはまた異なるねっとりしてプニプニした感触が、何度も何度も細密な皺のすぼまりの上を這いまわる光景が、茉奈の目の前のモニターでくり広げられた。
 映像は大接写になり、肛門の皺の一本一本がスライムの舌に掻き乱される姿を、鮮明に見せつけられる。
 カメラが切り替わり、尻全体が映った。谷間に潜りこんだスライムに操られるように、尻が上下左右に弾み、円を描くようにくねって踊る。
「はうっ! あん、あふぁあああ!」
 茉奈も知識として、肛門を愛撫する性技があることはわかっていた。同意のうえでなら肛門を舐めるのも、舐められるのも、立派な性行為のひとつだと、頭では考えてきた。
 しかし実際に自分が体験して、排泄のための器官がこれほど鋭敏に感じやすいことが、ショックだった。
(気持ちいい! お尻の穴を舐められているだけなのに、どうしてこんなに気持ちよくなるの!?)
 尻をカメラの前で振りたてながら、茉奈は懸命に言い訳をひねり出した。
(あああ、スライムも媚薬を出して、お尻をおかしくしてる。媚薬でなかったら、いきなりお尻の穴をいじられて気持ちいいはずがない!)
 脳内で自身の尻を弁護している間にも、スライムに舐め責められている肛門は、どんどん感度がよくなる。官能を深くしていく。
「はっんあああ! お尻が、わたしのお尻があ……」

 
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