ドズゥウゥンッ!!
剛腕が腹部に突き刺さり、掴まれる髪を軸にしてシャインミラージュの身体がブランと激しく揺さぶられる。
「これでトドメといくかぁ!!」
「うあぁ……うぐぅっ……ひぐぅあぁぁぁッ!!」
軽く空中に投げられたシャインミラージュが、仰向けの状態でドルコスの両手によって顎と太ももを掴まれる。
そのまま太い首を支点にして支えられ、ミシミシと背骨が軋むほどの力が込められ始めた。
アルゼンチン・バックブリーカーと呼ばれる技をかけられた正義のヒロイン。その姿は真上からも撮られており、無様に拘束されて苦しむ全身が映されている。
「今度はさっきみてぇに優しくはねぇぞ。このまま折っちまってもいいかもなぁ。ギヒヒヒッ!!」
「ひぎッ!? かはぁッ!! んぐぅぇ、あぁ、あぁぁッ!! んひっ、ひゃぐぅうぅッ!!」
顎と太ももにかけられる手の力が増し、ドルコスの身体の上で弓なりに反れる変幻ヒロインはただただ痛苦に叫ぶ。
今までのも十分な激痛であったが、今度は本当に背骨が折れるのではと思えてしまうほど。
「このまま人間共にもよく見せてやるとするか」
「んぎぃぃッ!! ゆ、揺さぶって、はぁ……はぁっぐ!! はぎぃッ!? あぁ、ふぐぅぅうぅ!!」
まるで見せしめのように、変幻令嬢は技を極められたまま観客席の近くまで連れていかれた。
その際にわざとらしくドルコスが身体を揺さぶってくると、だらんと垂れ下がる四肢が揺れ、汗で濡れる双乳が弾み、背骨への刺激が強まる。
「ははははッ!! いい表情だ。その顔、素晴らしいぞ!!」
「そのままへし折っちまえ!!」
円形の闘技場を沿って歩くドルコス。近くの観客達はシャインミラージュの無力な姿に昂り、様々な言葉を浴びせかけてきた。
死すらも関係ないという心ない言葉の数々。同じ人間が発するとは思えない歪な欲望が突き刺さる中、変幻ヒロインは僅かな抵抗もできずに苦痛を訴える。
「そろそろギブアップしてもいいんだぜ? 今度はお前がギブアップするまで続けてやるからな」
「はぎぃあぁッ!! んっあぁ、ひゃぎぅ!! そ、そんな、ことぉ……んあああぁ!! ふぐっ、ひぎいぃいぃ!!」
(お、折れる……背骨が折れてしまいますのぉ……!! で、でも、負けを認めてはぁ……) |