「なんだよこのケツ、見ろよ。これ」
男が言って、同時に尻たぶを手でぐにぃと掴んだ。男の指が尻肉に食い込み割り広げられると、くぱっと菊門が広がり、ヒヤッとした外気を感じるたびに瑞希は目眩を覚える。
「いや、つ、つかまないで、触らないで、も、もみもみってしないでぇっ」
泣き声をあげるが、男はまだ尻を揉むことしかしていないのだ。弱点の尻を知られただけで激しく混乱している戦隊ヒロインの様子に、男たちはバカにするような笑みを浮かべた。
「弱い部分がある、とは聞いていたが……ここまでとはなぁ」
ペチペチと尻を叩かれながら、前後に揺れていた膝を固定される。臀部を突き出すような格好になった瑞希は、男の指が尻の最も触れられなくないところに近づくのを感じていた。
(そこは……っ、そこはぁ……)
「ほうら、ご開帳だ」
内側へと入り込んだ両の親指で尻を開かれる。瑞希のそこが露わになる。
「……うぅぅ……っ!」
瑞希の弱点。瑞希の汚点。瑞希が大嫌いで、そして大好きな場所。
「はぁー、こんなところまでピンクとはなぁ」
そこを目にした途端、男の一人がばかにしたような口調で言い、それに合わせて周りの男たちもげらげらと笑った。その卑しい笑い声に剥き出しになったアナルがひくひくと蠢く。日頃は脚光など浴びることのない自分が話のタネにされていることで喜びを感じているのか、皺が収縮する。んぱんぱと独りでに動きだす卑しいアナルに、瑞希は消えたい気持ちになる。
(い、いや、お尻の穴が、穴が、ひくひくしてる……い、いや、見ないで、ひくひくしてる私のアナル、見ないで) |