「隙あり!」
イリーヌはカナミの腰に手を回し、強く締めつけながら持ち上げた。
「あぁぁぁっ!!」
カナミはベアハッグされてしまった。身体を揺するが逃れられない。腰をぎりぎりと締めつけられて、敏感になっている身体が悲鳴をあげる。
「は、はなしなさい! あぁぁ、苦しいっ、く、あ……あぁっ」
カナミはステッキから魔法を放って、拘束をほどこうとするのだが、魔力を集中するとイリーヌが力を強めて邪魔してくる。
「まだだ」
と、イリーヌは耳元で囁いた。
イリーヌはカナミのスカートをめくりあげた。カナミのレオタードが曝される。濡れているぞ! と観客席から声が聞こえて、カナミは真っ赤になった。
「み、みないで! くぅっ、こんな、く、悔しい……」
「この程度で恥ずかしがっていては、わたしには勝てないぞ! こうしてやる」
そう言うが早いか、イリーヌはカナミのレオタードに手をかけて、思い切り上へ引っ張った。
「あああぁぁっ!!」
(あ、あそこに、あそこに食いこむ! だめ、い、いまこんなに食いこんだら、あぁっ、おかしくなる!!)
股間にきつく食いこんだ自分のレオタードがカナミを苦しめた。割れ目や、硬くなった陰核へ強く擦りつけられて、子宮が燃え上がるように熱くなった。
(き、きもちよすぎる! なんなの、こんなの、こんなの知らない!)
経験したことのない快感で身体が痺れてゆく。反撃のためステッキを振りたいのに、反対に力が抜けていく。ついには、ステッキを落としてしまった。
「あぁっ、ステッキが!」
「これで、強い魔法は使えまい。お前の力はさらに弱まったわけだ。そしてこのコスチュームも」
「あぁうっ!」
「ほとんど魔力が残っていない。さて、いつまでこの姿を保っていられるのかな」 |