「ほっひ! くひいい! これ……ダメ! おおお! 裏返る! こんなの……あふうう! わ、私の身体が……裏返るぅう!」
内臓が引き摺り出される様な感覚だった。言葉通り自分の身体を裏返しにされるような刺激が走る。しかし、苦しさはほとんど感じない。内臓を蹂躙されているというのに、愉悦はどんどん大きくなっていく。
「なんで? これ……どうしてぇえ!? お尻……お……尻……なんかなのに……んふうう! イクっ! 私……ちょっとお尻ズボズボされただけで……んひんん! い……イキそう! あっあっ……イッちゃいそうに……なって……るぅうう!」
遂には絶頂感まで膨れ上がってきた。時々無性に身体を持て余した時にしてしまう自慰──その時感じる快感を数倍にも、数百倍にもしたような肉悦だった。抗えるはずがない。
「いいよ。イキたいのならイって。ほら、さぁっ! 僕にイクところを見せるんなぁ!」
「だ……誰がぁあ! くっふ……んふうううう!」
とはいえ、絶頂するわけにはいかない。こんな男の欲望に為すがままになるなど、矜持が許さない。
絶対に達しなどしない──強い想いを胸に抱き、茜は唇を必死に噛み締めた。膨れ上がってくる肉悦に抗おうとする。
「抵抗するんだ。なら……これならどうかなぁ? ここまでされてもまだ耐えられるかなぁ?」
だが、そうした抵抗を嘲笑うように、金山は新たな命を触手に下した。
蠢き始める。触手がより奥にまで侵入を開始してくる。ただ腸内だけを犯すだけでは物足りないとでも言うように……。
「おっぶ……おおお! これ……ましゃか……ましゃかぁあ! き……きてる! お腹! わた……しの……お腹……おながにまで……ぎでるぅう」 |