「聞こえる? 私の蜜とあなたの精が混ざって、いい音が鳴っているわ」
イヴィが腰をくねらせるたび、グチュグチュと卑猥な音が耳を嬲る。不快なのに頭が痺れる。逃げたいのに、肉棒を敵の膣から抜く事ができない。
「あははっ! お姫様の腰が動いてるわ。そんなにおちんちんが気持ちいいの? 女のくせに!」
「言わないで……いやいや。こんなの嫌ぁぁぁっ!」
いくら泣き叫んでも、身体が言う事を聞いてくれない。女としての悦びも知らないのに、男性器の快感がリナリアの心を捕らえて離さない。
「もう許して……。お願いします、お城に帰して……ふむぅ!」
イヴィが片手で顎を掴み、唇を重ねてきた。リナリアは、望まない快感から逃避しようとするあまり、逆に自分から舌を絡めてしまう。
(ち、違います! これは媚薬のせいで……あふ、ふあ、あふぅ)
言い訳をして自分は正常だと思い込む。しかし、意思に反して舌は積極的に動いた。掻き混ぜられた唾液が、泡立った糸となって二人の唇を繋ぐ。
「あ……あ……」
その間に、肉棒は引き返す事のできない境地にまで追い込まれた。イヴィの上下運動と、膣肉の複雑な蠕動で、もはや再度の射精は避けられない。
「出る……。また……おちんちんから出てしまうっ!」
「お出しなさい! 一滴残らず搾り取ってあげるわ!」 |