タンペットが台上のネージュに向けて手を翳した。一瞬、王女と魔法使いの視線が交わると、涙目で睨んできた彼女の瞳に、淫紋が浮かんだ。
「あ、あ、あ……」
姫騎士ネージュは優れた剣士であるが、反対に魔法への耐性が弱い事を彼はよく知っていた。
刹那、呆然としたネージュが、唇から涎を垂らしながら、膝をつく。ハァ、ハァ、ハァ──と呼吸を乱し強い興奮を示した。
蕩ける表情に変わってしまう。
──なに……、こ、この感じ……、昨日よりも、強くて……、体の奥まで……。
淫らな熱い毒が、牝肉の底まで染み込んで全身に回っていくようだった。甘い痺れが体中の孔に響き、弛緩してしまう。
「んぅぅ……、だめ……、あ……」
ヒクっと制御できずに尿口が開き、プシャ──衆人環視の中、失禁し、台上に水溜りを作ってしまう。
「い、いやぁあ……、見ないで……」
演技を忘れて、ネージュは羞恥に泣いていく。
そんな彼女の傍に数人の男が近寄った。見覚えがある。将軍時代のロムの側近達だった。
「さあ、姫様のお望み通りに、我らがチンポをご提供しましょう」
「人前で逸物を晒すのは恥ずかしい行為ですが、これもネージュ様の為」
「皆の者、これから、露出マゾであらせられる姫様の姿をしっかりと見て差し上げるのだ」
眼前に突き出されてきたのは、既に興奮しきった男達の局所。大きさも太さも様々であったが、鼻につく牡臭さはどれも同じだった。
──き、汚い……。こんなに気持ち悪い物なのに……、あ、ああ……。
無意識に視線が向かってしまうのは、特に太くて血管の浮き上がった逸物。こんな物が本当に自分に入るのか?
ネージュだけが聞かされていなかっただけかもしれないが、これは予定されていなかった。 |